ツチホゼリ
スズキ目ハタ科ハタ亜科マハタ属
2024.9.23:再投稿
ツチホゼリの幼魚を撮った。
最後尾に掲載。
2021.8.6:投稿
【分布域】南日本の太平洋岸、小笠原諸島、屋久島、琉球列島。
【生息域】サンゴ礁域の浅所に生息する。
【特徴】体の地色は灰色で体側には細かな黒色の斑点が散在する。尾鰭後端の形も特徴の1つ。唇にある黒斑は老成すると不明瞭になってくる。体高は高い。
ツチホゼリの和名は漢字で「土穿」と書く。「穿」=ほじ(る)・ほじく(る)
浅場の砂地を穿って棲み家を作るツチホゼリの習性を表した名前である。
ツチホゼリには屋久島の海で会った。
温帯種と亜熱帯種が混沌とまざりあった屋久島の海では、いつも新たな種との出会いが待っている。
データ詳細
撮影日
2014.10.31 #450
撮影ポイント
屋久島 一湊 タンク下
使用機材
Olympus XZ-1
「ツチホゼリ 幼魚」
2024年9月の小笠原ツアー、最後の1本。
船の上での事前のブリーフィングで「鰭が黄色いツチホゼリの幼魚がいます」との説明があった。
そろそろ安全停止の合図があるかな~と言うタイミングで、砂底にある小さな岩の隙間でチラッと”黄色い鰭”が見えた。
その”黄色い鰭”の持ち主は相当なビビりらしく岩の奥に隠れている。
窒素の溜まり具合もそれなりで「君と”かくれんぼ”してる暇はないのよっ!」と思いながらも、ツチホゼリの幼魚の写真を諦める選択肢は絶対に無かった!(笑)
ビビりながらも、まるでこちらの様子を伺うようにチラッチラッと現れる時を狙って、3回シャッターを切った。
本種の成魚とは屋久島で出会った。
それから10年振り、今度は幼魚との出会い。
図鑑では、ほとんどの写真が小笠原の父島で撮影されたものが使われている。
そして次のような記載がある。
「小さな個体は、各鰭が黄色いため、以前はキビレツチホゼリという和名で呼ばれていた。幼魚は稀。砂底の転石のそばにいた」(『日本の海水魚』から転記)
「幼魚は稀」
私を喜ばせる出会いと記載(笑)
データ詳細
撮影日
2024.09.18 #1452
撮影ポイント
小笠原諸島 父島 北一つ岩
使用機材
Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)