ミカドウミウシ
ミカドウミウシ科ミカドウミウシ属
2021.7.14:投稿
【分布域】インド-太平洋、中部太平洋。
【特徴】体地色は個体の大きさで変異が見られる。大型の場合概ね赤色である。小型の場合青色、淡黄色、白味を帯びた半透明のものなど変異に富んでいる。
体型は大型の個体の場合、背側の外套膜は内側に巻き込まれている。小型の個体では外套膜を巻き込むことはなく、一見イロウミウシ科の種のように見える。背面には赤色と白色の斑紋が入ることが多いが、欠くこともある。
触角は赤色で褶葉縁は白色。触角の間隔は広い。二次鰓は6個あり中心に肛門がある。二次鰓は白色で軸や葉脈は赤色。
体長は600mmに達する。体をくねらせて遊泳する。
写真は大型の個体の特徴を良く表したミカドウミウシ。外套膜を内側に巻き込んでいるところや背面に赤色と白色の斑紋が入っているところなど。
この個体今年も同じ田子の胡蝶アラシで見かけたが岩の奥に大きな体を嵌め込んで出てこなかった。
参考写真:2016.7.30 @八丈島 ナズマド
淡黄色の個体。たまたまかも知れないが私が八丈島で会うミカドウミウシはこの色が多い。
データ詳細
撮影日
2019.04.20 #783
撮影ポイント
田子 小蝶アラシ
使用機材
Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)
「スパニッシュダンサー」
ミカドウミウシは「スパニッシュダンサー」の異名を持つ。
華麗なフリルを付けた衣装を身に纏い、ボニンブルーの海で踊っていた!
この年初めて行った小笠原。こんな素敵なショーを観られて最高にラッキーだった。
データ詳細
撮影日
2011.05.02 #210
撮影ポイント
小笠原 父島 二見港先端(赤ブイ)
使用機材
Olympus XZ-1
ミカドウミウシの卵
さすがミカドウミウシ!卵まで派手。華麗。
水中に真っ赤なバラの花が咲いているようだった。
データ詳細
撮影日
2012.11.04 #316
撮影ポイント
石垣島 米原Wリーフ南
使用機材
Olympus XZ-1
「ミカドウミウシの幼体」
ミカドウミウシにもこんな可憐な頃があったのか。。。
イロウミウシ科の種かとも思ったが二次鰓が6個あるところが決め手。
和名のミカドウミウシ。”帝” 当然気になる。
ウミウシの研究者であった昭和天皇に献上されたことから名付けられたとのこと。
データ詳細
撮影日
撮影ポイント
使用機材
SONY Cyber-shot (DSC-WX1)