シダラミギキキヨコバサミ
ヤドカリ科ミギキキヨコバサミ属
2024.2.24:投稿
【分布域】琉球列島。
【生息環境】サンゴ礁域の外海にある洞窟や壁の亀裂等暗がりを好んで生息する。
【特徴】はさみ脚の付け根は赤く、他の部分は黄色味がかった白色。眼柄、第1触角は赤く、眼は黄色。第2触角は透明で赤い点が並ぶ。
「新称・シダラミギキキヨコバサミ」
図鑑・ネイチャーウォッチング ガイドブック『ヤドカリ』では、本種の名前後に(新称)と記載されている。
曰く「本種は以前より仮称を使い広く知られてきたが、今後の混乱を避けるためにシダラミギキキヨコバサミ(新称)を提言する」(転記)と書かれている。
この一文を読んで私の頭を覆っていたモヤモヤが一気に晴れた。
2012年 この写真を撮った時「ミギキキヨコバサミsp」と現地で教えられた。
その時点でそれは間違っていなかったのだろう。
が、今。
『ヤドカリ』を調べると。
いわゆる「ミギキキヨコバサミの1種」として図鑑に載っている種と写真の個体は、明らかに特徴が異なっている。
頭を捻って、困りながら、図鑑を前に2ページ捲ってみた。
するとそこに記載されている「シダラミギキキヨコバサミ」の写真は、ピタリと写真の個体と特徴が合致していた。
研究は日進月歩、休むことなく続いている。
12年前に信頼出来る人から教えられたからと言って、それをそのままここに書いてはいけない。
そう改めて自戒した「シダラミギキキヨコバサミ」(新称)。
データ詳細
撮影日
2012.11.03 #314
撮影ポイント
石垣島 洞窟
使用機材
Olympus XZ-1