コソデウミウシ
フジタウミウシ科フジタウミウシ属
2024.8.3:投稿
【分布域】日本。
【特徴】体地色は半透明の白色。体表全体に白色、黒色、橙色の小斑が散在する。頭部前縁の突起は6本(4本)で黒色。触角と二次鰓の色は体地色と同じで、先端が黒色になる。10mm程度。
「小袖ウミウシ」
”コソデ”ウミウシ”とはまた日本的な名前のウミウシだな~と思ったら、分布域は日本のみ。
ならばこの和風な名前も頷ける。
もっとも、余程のことがない限り和服を着たりしなくなった今日この頃。
「小袖」と聞いて、どのような着物を指すのかが分かる訳ではない。
このウミウシにこの名前を付けた意図?もはかりかねる。
きっと和服?和文化に造詣が深い方が命名されたのだろう。
因みに、中野理枝さんのウミウシ図鑑によると、本種の分布域はインド洋~西太平洋となっている。
体地色も橙色。頭部前縁の黒色の突起の本数は6本。この数に関しては図鑑によって諸説あるようだ。また、欠損している場合もあるらしい。
写真の個体は2個体とも先端は黒色だが、ほぼ橙色。バリエーションの範囲内なのだろうか。。。
参考写真:2018.3.9 @大瀬崎 湾内
砂地の色とそこに生える藻?とそっくりな色合いのコソデウミウシ。
ウミウシも環境に左右されたりするのだろうか。
後ろ姿である。
データ詳細
撮影日
2018.03.28 #687
撮影ポイント
田子 白崎
使用機材
Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)